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土木会社が行う工事の種類とは?土木会社が担当する家の構造物

COLUMN

土木会社が行う工事の種類とは?土木会社が担当する家の構造物
目次

土木会社は、道路や橋、ダム、河川の整備、トンネル工事といった公共インフラの整備をはじめ、建物の基盤作りや建物周辺の各種設備設置を担っています。

また家の土地を整備する造成工事や建築基盤を整える基礎工事、設備自体を作りあげる外構工事など、家に関連する工事も手がける土木会社は、一般住宅の住環境を支える役割も担っています。

ここでは栃木県内を中心として家に関する土木工事を行っている株式会社Oslinkが、土木会社が行う家に関連する工事の種類についてご紹介します。

また土木会社によって造られる家周りの建造物として、駐車場や玄関アプローチ、門扉、塀・フェンスなど、当社が実際に施工した事例を交えてご紹介しています。

これから家周りの構造物の新設や補修など、土木に関係する工事を検討している場合には、ご参考にしてください。

ここで解説する土木会社のこと

・土木会社が行う3種の工事について

造成工事、基礎工事、外構工事の概要

・土木会社が担当する家周りの構造物の種類

土木会社が行う工事の種類

土木会社 工事 種類 家周辺の安全性と快適さを確保するためには、地盤の安定や基礎の強化、構造物の整備が必要不可欠です。

こうした家や周辺に設置する構造物の基盤作りや、そのものを設置する作業を土木工事といいます。

また土木会社が行う工事の種類は、主に次の3種類があります。

土木工事の種類

工事内容

造成工事

土地を平らに整え地盤を強化する

基礎工事

建物や構造物を支える土台を構築する

外構工事

構造物自体を設置する

こうした一連の土木工事は、家や店舗、施設、そしてそれらが建つ敷地内のあらゆる構造物を作る際に欠かせません。

ここからは土木工事における造成から基礎、外構工事まで、土木会社が行う具体的な工事の内容についてご紹介します。

造成工事

土木 造成工事 土木会社が行う造成工事は、家や構造物を建てる土地を平らに整える作業です。

造成工事の主な作業内容は、土地の凹凸や傾斜をなくすための整地、不要な草木を取り除く伐採・伐根、地盤を強化する地盤改良が挙げられます。

また地盤改良の代表的な工法として、柱状改良工法(ちゅうじょうかいりょうこうほう)、表層改良工法(ひょうめんかいりょうこうほう)、鋼管杭工法(こうかんくいこうほう)の3種類が挙げられます。

各工法の特徴は次の通りです。

造成工事の種類

工事内容

柱状改良工法

地中に柱状の杭を形成して、地盤を強化する

表層改良工法

地面を掘った後、セメント系固化材と掘った土を混合し固める

鋼管杭工法

鋼管製(こうかんせい)の杭を地盤に打ち込み、地盤の強度を高める

こうした造成工事によって、構造物の基礎となる地面や周辺を安定させることで、後に設置する構造物における耐久性や安全性を確保します。

また家や構造物を建設する敷地と、周辺の土地に高低差がある場合は、土砂崩れを防ぐ擁壁(ようへき)の設置するケースもあります。

その他、排水処理を適切に行うための排水設備の設置に関しても、基本的には土木会社が行います。

擁壁や排水設備は、地中もしくは地面との境界に設置するため、塀・フェンスや門扉といった地表に設置する構造物とは異なり、基本的には造成工事の際に行う点がポイントです。

基礎工事

土木 基礎工事

土木会社が行う基礎工事とは、構造物の支えとなる土台自体を作る作業を指します。

基礎工事は、構造物の安定性や耐久性を確保するために欠かせない工事で、コンクリートや鉄筋などを使って安定した基盤を構築します。

しっかりとした基礎が設けられていない場合、構造物は地震や沈下などの影響を受けやすく安全性が損なわれるため、さまざまな建設作業において基礎工事は重要な工程です。

また基礎工事には、布基礎・杭基礎・ベタ基礎の3種類があり、それぞれの特徴は次の通りです。

基礎工事の種類

工事内容

布基礎

基礎を点で支える方法で、軽量な建物に適しコストが安い

杭基礎

杭を地中の深い層まで打ち込み、軟弱な地盤でも建物の安定を高めやすい方法

ベタ基礎

構造物の底板一面を鉄筋コンクリートで覆う施工方法で、重い建物や地盤が不安定な場所に有効

造成工事によって地面を整えた後に、地中の状態や構造物の種類・規模などを踏まえて、上記のような基礎工事を進め、家や構造物の土台を作っていきます。

外構工事

土木 外構工事

土木会社が行う外構工事とは、造成工事と基礎工事を終えた後、実際に建造物を設置する工事のことを指します。

外構工事には玄関アプローチや門扉、塀・フェンスの設置をはじめ、駐車場やお庭、雨水排水の整備なども含まれるため、一括りに外構工事といっても、さまざまな種類があります。

いずれも家の美観やプライバシーの確保、防犯対策、住宅全体の機能性・生活の利便性向上など、生活環境をより安全かつ快適にするために外構工事は重要な役割を担っています。

土木会社が担当する家周りの構造物

土木会社 構造物 種類 上記でご紹介したように、家の建築をはじめ、生活環境を快適にするための構造物の設置には、土木会社による各種工事が欠かせません。

また駐車場やフェンス、カーポートなど土木工事によって作られる、さまざまな構造物の設置には、造成・基礎・外構といった一連の工事が必要不可欠です。

こうした構造物は時間の経過とともに劣化や損傷が生じるため、土木会社では構造物の設置だけではなく、定期的な修繕まで一貫して対応し、快適な住環境を支えています。

ここでは土木会社が担当する、一般住宅における構造物をより具体的な事例を交えて6種類ご紹介します。

駐車場

一般住宅の解体・土木工事/群馬県太田市

 駐車場は土木会社の工事によって構築・整備される代表的な存在です。

一般家庭の駐車場は敷地の特性や依頼者の希望に合わせて、アスファルトやコンクリート、砂利などの素材で舗装されています。

駐車場の施工には、舗装された表面のひび割れや劣化を最小限に抑えるため、造成工事による地盤整備が重要となり、土木技術によって耐久性が保たれています。

また経年劣化によって駐車場にひび割れや沈下が発生した場合、劣化部分を切削・除去して新しい舗装材を敷き直す補修工事を行います。

雨水が溜まりやすくなった箇所には、水が自然に流れるよう傾斜をつける排水勾配(こうばい)を調整し、土木工事により地盤が安定するよう再舗装します。

玄関アプローチ

一般住宅の解体・土木工事/群馬県太田市

自宅の門や駐車場などから玄関までの通路である玄関アプローチは、玄関までを快適に移動できるように設けられています。

土木会社では、地盤を整え安定した基礎を作ることで、不要な傾斜や凹凸がなく、そして滑りにくい安全な玄関アプローチを作ります。

また玄関アプローチに経年劣化やひび割れや浮きが発生した石畳やコンクリートを新しい素材に張り替えることで、補修・舗装工事を行います。

こうした土木作業によって、快適で安全な玄関アプローチが再生され、耐久性と美観を保ちます。

門扉

一般住宅の解体・土木工事/群馬県太田市

プライバシーや防犯において欠かせない門扉も、外構工事にあたるため土木会社が担う構造物です。

門扉のスムーズな開閉や耐久性を保つためには、土木会社による地面の成形や基礎工事が重要です。

基礎部分に劣化が見られる場合には、支柱を補強するなどして耐久性を高め、長期間にわたり安心して使用できるよう整えられます。

塀・フェンス

一般住宅の土木工事/栃木県小山市

塀やフェンスは、プライバシーの確保や自宅の敷地と他の敷地における境界を示す役割を果たします。

家の雰囲気やご家庭ごとの用途に合わせて、ブロック塀や木製フェンス、アルミフェンスなどから、目的に応じた素材が選ばれ設計されます。

基本的に塀やフェンスは雨ざらしになってしまうため劣化しやすく、土木会社による定期的な点検と補強、再建設が必要です。

倒壊リスクのある古くなったブロック塀や、腐食が見られる木製・アルミフェンスは、耐久性の高い素材に取り替えることで、機能性を向上させる方法もあります。

カーポート・ガレージ

一般住宅の土木・造園工事/栃木県鹿沼市

車を風雨から守るカーポートやガレージも土木会社が担う構造物であり、頑丈な基礎構築により柱の安定性・耐久性を保たれます。

車両スペースを快適に利用できるよう長期的な視点で設計されますが、老朽化や破損が見られる際には、部品の交換や補修が施されます。

また塀・フェンスと同様に、雨ざらしになってしまうため自然環境に影響を受けやすく、構造全体の定期的な点検や補強が必要です。

テラス・ウッドデッキ

一般住宅の土木・造園工事/栃木県下都賀郡壬生町

リラックススペースや洗濯干し場として使用されるテラスやウッドデッキは、家の一部ですが土木会社が担うケースもあります。

土木会社の技術で基礎を整え、土台の安定性を保てるように作られますが、木材やタイルの経年劣化により、張り替えや再設置が必要となるケースもあります。

腐食や破損が進む前に新しい素材にする、もしくは補強し、安全性を保つことが重要です。

 

以上のように、土木会社の行う工事には、造成から基礎、外構といった種類があります。

また外構工事によって作られる構造物には、住民の安全性や快適性を保つために、さまざまな種類があります。

土木会社に関するまとめ

主に造成・基礎・外構工事があります。

造成工事は、土地を平らにし伐採や地盤改良などを行い、土地を安全に整備します。

基礎工事では、家の安定性を確保するために土台を作る作業で、地盤を整えることが目的です。

外構工事は門やフェンス、駐車場、庭などを整える工事で美観や機能性、排水対策を整え、家の住環境を向上させます。

駐車場、アプローチ、門扉、塀やフェンス、カーポートやガレージ、テラスやウッドデッキなどが含まれます。

これらの構造物は生活の利便性や安全性を高め、快適な住環境を整える役割を果たします。

設置時には敷地の特性に応じた基礎工事や地盤の整備が必要で、経年劣化や損傷が生じた際には補修や再設置などの修繕工事も行われます。

土木会社は、こうした作業を通じて住環境の品質を長期的に支えています。

株式会社Oslinkでは、土木工事に関する専門知識と豊富な経験をもとに、お客様のご要望に沿った工事を提供しております。

本記事でご紹介したような構造物の新設や補強など、土木工事に関連する家のお悩み事は、株式会社Oslinkにお任せください。

その他の構造物であっても幅広く対応可能ですので、家周りに関するお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください。

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