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防草シートと防根シートの違いとは?栃木の除草対策工事例もご紹介

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防草シートと防根シートの違いとは?栃木の除草対策工事例もご紹介
目次

防草シートと防根シートは見た目が似ている資材ですが、用途・性能・耐久性・施工方法などに違いがあり、特徴に合わないものを選ぶと十分な効果を得にくくなります。

ここでは防草シートと防根シートの違いをはじめ、選び方のポイント、施工に適したタイミング、栃木県内で実際に行ったシート施工や除草対策の事例もご紹介します。

雑草対策において「どちらを選べばいいか分からない」という方や、お庭のシート施工をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

株式会社オーエスリンクでは、除草作業から防草・防根シートの施工や雑草の収集運搬まで一任しておりますので、お気軽にご相談ください。

防草シートとは?

防草シートとは

防草シートは雑草の発芽や成長を防ぐため、地面に敷いて使用する資材です。

主にポリプロピレンやポリエステルなどの合成繊維で作られており、太陽光を遮断することで植物の光合成を妨ぎ、雑草の繁殖を抑制する効果があります。

定期的な草刈りや除草作業にかかる手間や費用を削減できるのが防草シートの大きな利点で、一般住宅の庭はもちろん店舗や工場、空き地の管理などでも広く利用されています。

防根シートとは?

防根シートとは?

防根シートは植物の根が地中深くに広がるのを抑えるため、地面に埋設する資材です。

特に竹や笹、雑草など、放置すると塀や隣地の敷地にまで、悪影響を及ぼす恐れのある植物に対して使用されます。

また中には、レンガや敷石を押し上げるほどの力を持つ根もあり、防根シートには、こうした根の進行を物理的に遮断する役割があります。

新築や外構のリフォーム時にあわせて設置すると、長期的に安定して植栽管理ができるという点で有効な対策です。

防草シートと防根シートの違いとは?

防草シート 防根シート 違い

防草シートと防根シートは、庭や敷地をきれいに保つために使われる資材ですが、使用する場所や目的などに違いがあります。

 

防草シート

防根シート

主な用途

雑草の発芽と繁殖を防ぐ

植物の根の広がりと侵入を防ぐ

機能

太陽光を遮断し、雑草の光合成を妨げる

根の物理的侵入を遮断し、構造物を保護する

使用場所

地表面

地中

素材の特徴

透水性と通気性がある

厚手で破れにくい

このように防草シートと防根シートは役割が異なるため、目的に合わせて正しく使い分けることが大切です。

例えば防草シートを防根対策に使うと根を防ぐ強度が足りず、逆に防根シートを防草目的で使っても遮光性が不十分なため、いずれも十分な効果が得られません。

シート選びのポイント

防草シート 防根シート 選ぶポイント

防草シートと防根シートを選ぶ際には、製品の違いを理解するだけでなく、「どのような場所に、どのような使い方をするか」といった使用条件を考慮することが重要です。

ここでは具体的なシート選びのポイントについてご紹介します。

①設置場所の状況を確認する

防草シート 防根シート 選ぶポイント 設置場所の状況を確認する

防草・防根どちらのシートも、使用目的だけでなく「設置する場所の状態」によって適した種類が変わります。

例えば水はけの悪い場所では透水性の高いシートが適しており、勾配のある土地や強風にさらされやすい環境では、厚みや固定性の高い製品が有効です。

また隙間や継ぎ目から雑草や根が出てこないよう、敷地の形状に合わせてシートを加工・設置できるかどうかも選び方のポイントです。

特に複雑な地形や既存の植栽がある場合には、細かく調整できるタイプのシートを選ぶことで、施工後の浮きやズレを防ぎやすくなります。

②素材の性能や構造を確認する

防草シート 防根シート 選ぶポイント 素材の性能や構造を確認する

防草シートには主に「織布タイプ」「不織布タイプ」があり、それぞれ強度や耐久性、価格に差があります。

織布タイプは施工しやすくコストを抑えられますが、スギナなどの細い草には突き抜かれてしまうこともあるため、雑草の種類に応じた選定が必要です。

一方、不織布タイプは遮光性や耐貫通性に優れ、長期間の施工に向いています。

防根シートについても、素材の厚みや柔軟性、耐圧性などが重要で、特に塀や配管に沿って施工するケースでは、根が隙間をこじ開けようとするため、少しのたわみでも隙間ができないよう十分な強度が必要です。

③耐用年数やメンテナンス性を確認する

防草シート 防根シート 選ぶポイント 耐用年数やメンテナンス性を確認する

シート設置後の耐用年数は、製品によって大きく異なり、短期間の仮設用途であれば3〜5年程度の製品でも対応可能ですが、長期的な維持管理を見据えるなら、劣化しにくい製品を選ぶことも重要です。

加えて固定ピンやテープの施工方法も重要で、風でシートがめくれたり、ピンの本数が不足していたりすると、雑草の侵入や根の進行を招く原因となります。

こうした部分まで丁寧に対策することで、シート本来の効果が安定して持続しやすくなります。

上記でご紹介した通り、シート選びは現地の状況によって最適な資材は異なります。

そのため判断に迷う場合や施工環境に不安がある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

オーエスリンクでは、現地調査を行った上で、お客様の敷地の状況に合った資材選定と施工方法をご提案しています。

防草対策はいつ依頼するのがいい?

防草対策はいつ依頼するのがいい?

防草シートや防根シートの施工は、雑草の成長期に入る前の春先や冬場に依頼するのが最も効果的です。

また土地の売却や賃貸の外構リフォームのタイミングがあれば、その前に施工することで見た目や価値の価値も向上します。

すでに例年の除草作業に手間や費用の負担を感じている場合は、早めのご相談がおすすめです。

栃木の除草工事例

オーエスリンクでは、防草シートや防根シートの施工に加え、整地や伐根処理、構造物の撤去工事などにも対応しております。

敷地の状況に応じた資材の選定から、外構や造園工事とあわせたプランニングまで、目的に応じたご提案が可能です。

雑草対策や根の侵入防止など、家まわりの管理に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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無料で施工場所の現地調査を行い、工事内容や金額のお見積りまで行わせていただきます。

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監修者

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古屋 拓郎

栃木県近郊で家まわりの工事を請け負う株式会社Oslink(オーエスリンク)の古屋(ふるや)です。ホームページのお問い合わせ対応をはじめ、業務中の経験や施工事例を基にしたコラム記事の監修しております。解体・外構・リフォームといった、ご自宅や空き家の施工に関するご相談は、お気軽にお問い合わせ対応ください。