解体工事の見積もりには、仮設・重機回送・残置物廃棄処分など、専門的な用語や多くの項目が含まれています。
そのため初めて解体工事を依頼する方にとっては、見積書を出してもらったものの内容がわかりにくいと感じることもあるはずです。
ここでは栃木県内を中心に建物の解体工事を請け負う株式会社オーエスリンクが、見積もり取得の流れや、見積書に記載される主な項目とその内容、施工事例をご紹介します。
当社では明朗会計に努めるため、お見積もりの不明点等に関しても丁寧にご説明いたしますので、各種解体工事はご安心してご相談ください。
解体工事の見積もりをもらうまでの流れとは?
解体工事の見積もりは、一般的に建物の状況や敷地の条件に応じて算出されています。
問い合わせ後、解体業者のスタッフが現地調査や依頼主へのヒアリングを経て、流れに沿って必要な情報を確認し、それをもとに見積書が作成されます。
①お問い合わせ
まずは業者に問い合わせを行い、解体したい建物の構造や面積、築年数、立地などの概要を伝えます。
オーエスリンクではお電話とメールでのお問い合わせに対応しておりますので、ご都合の良い方法でお気軽にご連絡ください。
②ヒアリング・現地調査
工事の概要を伝えたあとは、次に担当者が現地を訪問し、隣接する建物や道路の幅、重機が入れるかどうか、建物の構造や基礎の状態、残置物の有無など、実際の建物や敷地の状況を確認します。
正確な見積もりを出す上で現地調査は重要な工程であり、依頼者から細かな要望や不安点などを確認しながら、見積もりに必要となる情報を把握していきます。
③必要書類の提出
建物の権利関係や構造を正確に把握し、より正確な情報をもとに見積もり算出のために必要となる書類を提出します。
具体的には建物の所有者・構造・面積などが記載された公的書類「登記簿謄本」、建物の間取りや構造を把握するための「平面図」、土地の正確な面積や境界を示す「地積測量図」などが挙げられます。
解体工事の見積もり項目と内容
解体工事の費用は、単に建物を取り壊す作業だけではなく、周辺の建物を傷つけないようにするための養生や廃材の処理など、多くの工程に基づいて算出されます。
見積書には聞き慣れない用語や工種が並ぶことも多いため、それぞれの項目の意味を把握しておくことで、理解した上で安心して依頼できます。
ここでは一般的な解体工事において記載される主な見積もり項目11種類と、それぞれの内容についてご紹介します。
解体分別工事費
建物に使われている木材や鉄骨、コンクリートなどの素材を、種類ごとに分別しながら解体する作業にかかる費用が、解体分別工事費です。
重機が入れない狭い場所での手壊し解体や、特殊な構造物の解体に伴う割増料金なども、この項目に含まれる場合があります。
仮設工事費
解体作業を安全かつ円滑に進めるため、足場の設置や防音・防塵シートによる養生など、現場を整えるためにかかる費用が、仮設工事費です。
特に住宅が密集したエリアでは、騒音や粉じんが近隣に及ぼす影響が大きくなりやすいため、解体中のリスクを最小限に抑えるための配慮として欠かせない作業です。
重機回送費
クレーン車やショベルカーなど解体工事に必要な重機を、現場まで運搬し回収するための費用が、重機回送費です。
重機の種類、保管場所と現場との距離、現場の立地などによって費用は変動する見積もり項目です。
また当社では自社で各種重機を所有しているため、中間マージンを省き、地域最安値を掲げて施工しております。
運搬車両費
解体作業中に発生した廃材を、処分場まで運ぶためのトラックやコンテナ車の費用が、運搬車両費です。
発生する廃材の量や運搬に必要な回数、走行距離によって費用が算出される見積もり項目です。
再資源化費
廃材の中から鉄やアルミ、コンクリートなど、再利用可能な資源を選別し、再資源化施設へ搬出するための費用が、再資源化費です。
建設リサイクル法により義務付けられている解体工事の見積もり項目で、環境保全の観点からも重要な工程です。
廃棄物処分費
紙くずやガラス、アスベストなど解体工事によって発生したゴミを、法令に基づいて処分するためにかかる費用が、廃棄物処分費です。
不適切な処分は法令違反ですが、オーエスリンクでは一般・産業廃棄物収集運搬業の許可を取得し、許可業者として責任をもって処分しています。
残置物搬出費
建物内に残された家具や家電、生活用品などを、建物外へ運び出すための費用が、残置物搬出費です。
残置物の量が多い場合や大型の家具が含まれる場合は、作業員や車両の追加が必要となり、費用が変動しやすい見積もり項目です。
残置物廃棄処分費
搬出した残置物を処分施設で処理するための費用が、残置物廃棄処分費です。
一般廃棄物や産業廃棄物の種別に応じて適正に処理する必要があり、処分費用は内容物によって変動します。
収集運搬費
解体現場で発生した廃棄物や資材を収集し、処分場やリサイクル施設まで運搬する費用が、収集運搬費です。
収集頻度や運搬距離、使用車両の種類などによって費用が大きく変動する解体工事の見積もり項目です。
整地工事費
建物解体後に地面を平らにならし、次の用途に使いやすい状態に整えるための費用が、整地工事費です。
土地売却や再建築の予定がある場合、整地の仕上がりが土地の印象や評価にも影響を与えます。
付帯工事費
塀や植木、門扉、フェンスなど、建物本体以外の構造物を解体、撤去する工事にかかる費用が、付帯工事費です。
現場ごとに必要となる作業内容もさまざまで、費用が変動しやすい解体の見積もり項目です。
解体工事例
上記で解説したようなさまざまな見積もり内容に基づく、解体工事の事例をご紹介しています。
住居内に残されていた家具や家電などの残置物を搬出・処分した上で、木造住宅の解体を行った栃木県栃木市の事例です。
残置物撤去・処分/竹藪伐採/解体工事@栃木県栃木市
建物の解体後、整地工事の一つである砕石敷き均しを行い、次の用途に備えた状態に仕上げた栃木県佐野市の事例です。
木造解体工事/庇・看板兼道具立て撤去/砕石敷き均し@栃木県佐野市
紙くずや畳などの廃棄物の他、アスベストの廃棄物処分を行った栃木県益子町の事例です。
鉄骨・スレート屋根住宅解体/整地工事@栃木県益子町
隣接する建物との距離が近く、重機が入れない立地のため、重機解体に加え手壊し解体も行った群馬県桐生市の事例です。
木造解体工事/井戸ポンプ・樹木伐採撤去@群馬県桐生市
オーエスリンクでは栃木県内を中心として、建物の取り壊しから残置物運搬や処分、整地、付帯工事などに至るまで一貫した工事が可能です。
現地調査やお見積もりは無料ですので、建物の解体工事をはじめ、外構工事などの家周りの各種お困りごとは、お気軽にご相談ください。