家の解体費用を安く抑える方法の一つに「古物商許可を持つ解体業者に依頼する」という選択肢があります。
古物商許可を持つ解体業者に依頼すると、解体作業で出た不用品を買取してもらえる可能性があり、その結果、費用を安く抑えられる場合があります。
ここでは古物商許可を所有し栃木で解体サービスを提供する株式会社Oslinkが、古物商と解体工事の関係性について解説します。
併せて古物商許可を持つ解体業者に依頼するメリットや買取可能な不用品についてもご紹介します。
ここで解説する古物商許可と解体業者のこと
・古物商の概要と役割について ・古物商と解体工事の関係性について ・古物商許可を持つ解体業者に依頼するメリット ・解体時に古物商が買取できる不用品の一例 |
古物商とは?
古い家具や家周りの備品・資材など、各種中古品の売買を行う業者や個人のことを古物商といいます。
古物商を営むためには、各都道府県にある警察署の公安委員会から交付される「古物商許可証」が必要です。
許可証を取得することで、正式に中古品を取り扱うことが可能になり、法律に基づいた適正な取引が保証されます。
一方で、許可を得ずに営利目的で中古品を売買することは法律で禁止されており、違反した場合には罰則が科されます。
このため古物商許可証は、中古品取引を安全かつ適切に行うために欠かせない存在です。
さらに古物商の許可制度には、盗品や不正品の流通を防ぐとともに、取引の透明性を確保する役割があります。
許可取得後も、取引記録の管理や必要に応じた警察への報告など、法令を遵守する義務が課されるため、継続的な管理体制が求められます。
古物商と解体工事の関係性
解体工事では建物を取り壊す過程で、さまざまな家具・備品・資材などの不用品が発生するため、古物商と密接な関係があります。
例えば鉄骨や銅線などの金属製品、梁や柱などの木材、ドアや窓枠などの建具といった再利用可能な資材が代表的です。
さらにエアコンやテレビ、タンス、椅子、照明器具などの家具・備品といった中古品も多く発生します。
これらの不用品は解体時に廃棄するだけでなく、リサイクルやリユースにより中古市場で再流通させることで、資源の有効活用に繋げられます。
特に近年は資材や流通コストの高騰、SDGs(持続可能な開発目標)の働きかけに伴い、以前に増して解体時に資源をリサイクルやリユースする動きが加速しています。
実際ほとんどの工事では、リサイクルやリユースできる家具・備品・資材などが発生するため、古物商と解体は密接な関係性にあると言えます。
古物商許可を持つ解体業者に依頼するメリット
古物商許可を持つ解体業者に依頼することで、解体工事に付随するさまざまな負担を軽減できる可能性があります。
ここでは手間やコストの面から、古物商許可を持つ解体業者に依頼することで依頼者が得られるメリットを紹介します。
①解体工事の総額費用を抑えられる
古物商許可を持つ解体業者を利用する最大のメリットは、解体現場で発生する不用品や資材を買い取ってもらうことで、解体工事の総額費用を安く抑えられる点です。
例えば不要となった家具や家電、再利用可能な建材などが買取対象となり、その買取額が工事費用から差し引かれるため、支払う費用を実質的に削減することができます。
解体する建物の状態に大きく左右されるため、買取額が数十万円に達するケースは稀ですが、数万円程度の値引きが行われるケースは少なくありません。
また買取と解体工事を一括して対応できるため、費用面での負担を軽減しつつ、解体作業をスムーズに進めることが可能になります。
こうしたコスト削減の効果は、解体工事を依頼する側にとって、メリットといえます。
②廃棄の手間が省ける
解体時に発生する不用品の廃棄にはさまざまな手間が伴います。
廃棄方法を調べたり、専門の廃棄業者に依頼したりと、個人の方が廃棄処理する場合、多くの時間と労力が生じます。
しかし古物商許可を持つ解体業者に依頼することで、再利用可能な品目については買い取りや適切な処理を提案してもらえるため、不用品の管理が効率的になります。
加えて廃棄物収集運搬業許可を併せ持つ業者であれば、廃棄物の搬出や処理も一括で対応してもらえるため、依頼者の負担をさらに軽減できます。
これにより解体工事全体の流れがスムーズになり、手間と時間のロスを防ぐことができます。
株式会社Oslinkでは古物商許可をはじめ、栃木・茨城・群馬など関東近郊の各県で廃棄物収集運搬業許可も取得しています。
解体工事の際に買取可能な不用品
多くの不用品が発生する解体工事ですが、その中には買取可能な品目が数多く含まれています。
ここではそうした解体工事の際に買取可能な不用品の一例をご紹介します。
家具
家の解体に伴い不要になるテーブルや椅子、たんす、照明器具などの家具は、買い取ってもらえる場合もあります。
希少性の高いアンティーク家具、有名メーカーのブランド家具であれば、単体でも数万円の値がつくケースもあります。
家電
冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコン、パソコンなどの家電製品は、中古市場で需要が高く、買取対象となるケースが多い品物です。
主に製造年数やメーカー、付属品の有無、省エネ性能などの観点から査定され、それらの条件が良ければ、差額分で解体費用を安く抑えることができます。
骨董品
保存状態や歴史・美術的価値が高い、絵画・陶器・古時計といった骨董品も、買取対象となるケースのある品物です。
希少性が高い骨董品であれば、数十万円以上の値でつくこともあり、解体費用を大きくまかなえるケースもあります。
建材
解体工事で発生する建材には、再利用可能な資材が多く含まれ、それらはリサイクル・リユース市場で需要があります。
特に近年、鉄・アルミ・銅といった金属製の建材は市場価値が高い傾向にあるため、高額で買い取ってもらえるケースもあります。
さらに特殊なデザインが施されたドアや窓枠なども、リフォームやリノベーション向けの素材として需要があり、高価で取引される事例もあります。
また梁や柱などにヒノキやケヤキなどの高級木材が、解体する建物に使われている場合には、建築資材としての再利用される事例も増えています。
古物商許可と解体業者に関するまとめ
中古品の売買を行う業者や個人のことで、各都道府県の警察署で交付される古物商許可証が必要です。不正品の流通防止や市場の信頼性向上において重要な役割があります。
解体工事では金属製品や木材、家具など再利用可能な資材や中古品が発生します。古物商許可証を持つ解体業者は、これらを適法に取り扱い、リサイクルや再流通を通じてコスト削減や効率化を図れます。
解体建物の不用品を買取れる場合、解体費用を安く抑えられるケースがあります。また廃棄処理にかかる依頼者の手間や時間も、解体業者の一括対応により軽減できる点がメリットです。
家具や家電、骨董品、建材が挙げられます。アンティーク家具や製造年数の新しい家電、鉄や銅などの金属建材など、価値があるものを買い取ってもらう、解体費用から差し引いてもらうことで安く抑えられるケースがあります。
株式会社Oslinkは栃木を拠点に関東近郊エリアで、一般住居をはじめプレハブや倉庫など、各種建物や解体サービスをご提供しています。
また弊社では廃棄物収集運搬業許可や古物商許可証を所有しているため、鉄・アルミ・銅や建材を中心とした買取、それに伴う解体費用の削減も可能です。
ご相談やお見積もりは無料ですので、買取を含む場合はもちろん含まない場合も建物の解体工事をご検討の際は、ぜひ一度お問い合わせください。