自宅と隣り合う敷地の境界を明確にするフェンスは、防犯やプライバシー確保にも有効な外構設備です。
新築時はもちろんですが、隣地に住宅が建ったり、近隣で土地開発が進み、人通りや交通量が増えたなど、後からフェンスを設置するケースも少なくありません。
栃木県を中心にフェンスをはじめとする家周りの工事を請け負う株式会社オーエスリンクでは、フェンスの新設に加え、補修や既存の塀撤去なども一貫して対応可能です。
ここではこれまで行ったフェンス工事の事例を踏まえ、フェンス設置の目的となる背景や高さの目安、実際に行った施工事例をご紹介します。
フェンスはどのような目的で設置される?
フェンスは日常の暮らしをより快適で安全なものにするために、多くの一般住宅や施設で取り入れられています。
住まいの立地条件やライフスタイルによってフェンス設置の目的は異なるケースもありますが、大きく分けると以下4つが挙げられます。
オーエスリンクにご依頼いただくフェンス工事においても、基本的には以下のような背景でご依頼いただくケースが多い傾向にあります。
①敷地の境界を明確にするため
隣接地との境界をフェンスで物理的かつ視覚的に明確にすることで、将来的な土地トラブルの予防や管理のしやすさに繋がります。
特に住宅が密集している場所や土地の形が複雑な場合は、境界が曖昧になりやすく、トラブルになるリスクがあります。
そのためあらかじめフェンスを設置しておくことで、敷地の区切りが明確になりトラブル防止につながります。
②防犯対策のため
フェンスは敷地の境界を明確にするだけではなく、敷地とその外側を隔てるため、また外部からの侵入における防犯効果も担います。
特に道路に面した住宅や、裏手に死角が多い立地では、「乗り越えにくい」「中が見える」などの条件を満たすフェンスによって、不審者の接近を未然に防ぐ役割があります。
③プライバシー確保のため
隣地や道路からの視線をフェンスで遮ることで、自宅のプライバシーを確保してくれるのもフェンスの役割です。
特に玄関先やリビング前といった空間は、プライベートな時間を大切にしたい場所でもあります。
そうした場所をフェンスで適度に遮蔽することで、外からの目を気にせずリラックスして過ごせる環境づくりにも繋がります。
④安全確保のため
小さなお子さまやペットと暮らしているご家庭では、道路や隣地への飛び出しを防ぐための囲いとしてもフェンスの活用が有効です。
また外部からの飛び石や通行人、車両との接触といった不慮の事故を防ぐ効果もあり、安心して過ごせる空間づくりの一手としても有効です。
フェンスの高さの目安
フェンスの高さは“高ければ安全”というわけではなく、敷地周囲の環境や法的な制限、圧迫感なども考慮して工事する必要があります。
例えばブロック塀の上にフェンスを設置するといった工事の場合は、構造物全体の高さが2.2m以下にすることが建築基準法で定められています。
また隣地境界沿いにフェンスを設置する場合は、高さを2m以内にするのが民法で定められ、必要に応じて隣家との事前協議が必要になる場合もあります。
ここでは代表的なフェンスの設置目的に応じた、高さの目安をご紹介いたします。
また栃木県近郊でフェンスに関連する工事をご検討の場合、こうした点も含めご提案可能ですので、オーエスリンクへお気軽にご相談ください。
敷地の境界を明確にしたい場合の高さ
高さの目安:1〜1.2m程度
自宅と隣接する敷地を区切る境界フェンスは、周囲の敷地を区切りを設けながらも、日常の動線や景観に自然となじむことが重要です。
住宅街では背の高い構造物を設置すると圧迫感を与えてしまう他、角地では通行や運転時の視界を遮る可能性もあるため、低めのフェンスで視認性と安全性のバランスをとる方法がおすすめです。
お子さまやペットの飛び出しを防止したい場合の高さ
高さの目安:1.2〜1.5m程度
お子さまやペットが道路・隣地へ飛び出すのを防ぐことを目的にする場合、囲いとしての十分な高さと安全性が必要ですが、ある程度の抜け感を設けることも重要です。
またフェンスの隙間の幅や足をかけにくい形状を選ぶことで高い安全性を確保でき、小さなお子さまがよじ登りにくく、ペットがすり抜けにくい構造にすることがポイントです。
特別に大きなペットを除き、一般的に飼われている小型犬の場合は、1.5m程あれば十分ですが、詳細は施工会社に相談すると安心です。
防犯対策をしたい場合の高さ
高さの目安:1.7〜2m程度
フェンスを防犯目的で設置する場合は、人が乗り越えにくい高さと外からの視認性のバランスが重要です。
完全に囲ってしまうよりも、ある程度“見える構造”にしておくことで、不審者が隠れにくくなり、周囲からも見やすくなるため防犯効果が高まります。
プライバシーを確保したい場合の高さ
高さの目安:1.8〜2m程度
プライバシーを確保したい場合は、立った人の目線である約1.6mを遮る高さのフェンスが必要です。
しかし完全に視線を遮る構造のフェンスは、場合によっては圧迫感を与えることもあります。
そのため適度にスリットが入ったデザインや明るめのグレーやベージュ、木目調などのやわらかい色合いを選ぶのも1つの方法です。
ブロック塀・フェンスの設置工事例
敷地の境界沿いに新たにブロック塀を築造し、その上に「LIXIL フェンスAB YS3型 T-10」を、8セット設置した栃木県小山市の施工事例です。
ブロック塀とフェンスを組み合わせた構造は、圧迫感を抑えながら適度な遮蔽性や安全性を確保できる、バランスの取れたスタイルとして広く採用されています。
フェンス新設/伐採・伐根工事@栃木県小山市
塀撤去・フェンスの設置工事例
老朽化や倒壊の恐れがある既存の塀を取り除き、安全性と機能性を両立したフェンスを設置した、栃木県小山市の工事例です。
既存の塀との調和を意識して色味や素材を揃えることで、外構全体の印象に統一感を持たせています。
塀撤去/フェンス新設工事@栃木県小山市
スクリーンフェンスの設置工事例
手入れが大変な庭の木を伐採した代わりに、目隠し対策のスクリーンフェンスを設置した、栃木県佐野市の工事例です。
視線を遮りつつも圧迫感を抑える設計が可能なスクリーンフェンスは、玄関付近やリビング前の庭周りに多く設置されています。
コンクリート打設/スクリーンフェンス新設/人工芝施工/伐採・伐根@栃木県佐野市
メッシュフェンスの設置工事例
お子さまが遊ぶための庭に、「LIXIL アルメッシュフェンス1型 T-8」を6セット設置した、栃木県壬生町の工事例です。
メッシュフェンスは視認性と通気性に優れ、安全性を確保しながらも圧迫感を与えにくい点が特長で、住宅まわりやお子さまの遊び場にも適したフェンスです。
人工芝・防草シート・フェンス設置工事@栃木県壬生町
株式会社オーエスリンクでは、栃木県内を中心にフェンスの設置や補修、撤去など、各種外構工事を承っております。
現地調査とお見積もりは無料で対応しておりますので、フェンス関連の工事をご検討の方は、お気軽にご相談ください。