突然の事故や病気などで親族が亡くなった際に「故人が住んでいた家や遺品を、どのように処分すべきか?」という問題に直面する場合があります。
以前と比べ、近年では親世帯とは別々に暮らしているケースも多いことから、故人の住んでいた家は空き家になる傾向が増えています。
そうした空き家の維持や管理の負担を考え、解体して借地や売地にするという選択肢も増えていますが、そこで多くの方が悩まれるのが、遺品整理についてです。
ここでは栃木県を中心に遺品整理と解体工事を手がける株式会社オーエスリンクが、解体工事における遺品整理の必要性やその流れ、費用の内訳についてご紹介します。
遺品整理の必要性とは?
遺品整理とは、故人が生前に使用していた家財や生活用品、書類などを整理・分類し、形見分けや処分などを行う作業のことです。
単なる荷物の”片付け”とは異なり、ご遺族にとっては精神的な区切りや供養の意味を持つ大切な工程でもあります。
特に以下のようなケースでは、多くの場合に遺品整理が必要になります。
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こうした状況では、専門の遺品整理業者に依頼することで、精神的・時間的な負担を軽減することが可能です。
解体工事前には遺品整理が必要?
解体工事を進める際、基本的には家の中を空にしておく必要があります。
そのため一見すると解体工事と遺品整理は別物ですが、遺品整理は解体工事の第一歩ともいえる大切な作業です。
また遺品の仕分けや搬出が不十分なまま工事を始めてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。
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このようなリスクを避けるためにも、事前に遺品整理を行った上で、解体工事を進めることが重要です。
オーエスリンクでは解体工事をはじめ、遺品整理から解体、ゴミの収集・処理、整地などまで、ワンストップで請け負うことができますので、お気軽にご相談ください。
遺品整理を含む解体工事の流れ
ここでは遺品整理と解体工事を一括して依頼する場合の一般的な流れをご紹介します。
オーエスリンクで遺品整理を含む解体工事を請け負った場合も、多くの場合は次の流れを基本として作業を進行します。
①業者に問い合わせて現地調査を依頼する
まずは遺品整理と解体工事の両方に対応している業者に連絡し、現地調査を依頼します。
別々の業者に依頼することも可能ですが、一任している会社であれば、会社ごとに問い合わせ・下見・見積もりなどが必要なく、依頼者側の手間も最小限です。
問い合わせの際、遺品整理に関する専門知識と技術を持つと認定されている「遺品整理士」の資格を持ったスタッフが在籍しているかどうかも確認しておくと安心です。
有資格者であれば、故人への配慮やご遺族の気持ちに寄り添った対応が期待でき、整理作業の進め方についても的確なアドバイスを受けることができます。
②ヒアリングで希望や状況を伝える
整理してほしい範囲や、形見として残したい物などを解体・遺品整理業者の担当者へ伝えます。
気持ちの整理がつかない中で、すぐに全てを決めるのは難しいですが、遺品整理士が在籍していれば、依頼者の想いを汲み取り適切にサポートしてくれます。
③買取対象になりそうな品を査定してもらう
中古品の買取にも対応している業者であれば、ブランド品や骨董品、まだ使用できる家電などは買い取り対象となる場合があります。
買取は全ての解体業者が対応できるわけではなく、「古物商許可」の資格が必要となります。
そのため買取を希望する場合は事前に「古物商の許可を持っているか」もあわせて確認しておくことをおすすめします。
オーエスリンクでは、古物商許可を取得しており、査定から買取まで一貫して対応が可能です。
④見積もりをもらいサービスを依頼する
担当者への確認を通し作業内容や費用内訳における不明点を解消し、遺品整理と解体工事の両方を含めた見積書を作成してもらいます。
現金・銀行振込等の支払いの方法やタイミングなど契約内容に問題がなければ正式に依頼し、作業完了後は契約内容に基づき費用を支払います。
トラブルを防ぐためにも、見積書と請求書の内容が一致しているかどうか、必ず目を通してから手続きを行いましょう。
遺品整理を含む解体工事の費用
遺品整理を伴う解体工事には、通常の解体工事費に加え、遺品整理に必要な費用が含まれます。
ここでは遺品整理を含む解体工事における、代表的な費用項目をご紹介いたします。
①遺品整理作業費
遺品の仕分け、梱包、搬出などにかかる人件費や車両費が、遺品整理作業費です。
一般的には対象となる遺品の量、処分の有無や方法などによって費用が変動します。
②残置物搬出費
大型家具や家電、処分対象の荷物を建物から搬出する費用が、残置物搬出費です。
建物の構造や立地など、運び出しの手間や残置物の量に応じて費用が多くなる傾向にあります。
③解体工事費
家を取り壊す作業自体にかかる費用が、解体工事費です。
遺品整理を含むケースでは、築年数が経ち老朽化した家であることが多く、通常の解体より追加の作業や対応が発生し、費用が高くなる傾向にあります。
例えば重機が使えず手壊し作業が必要なケースや、アスベストが含まれて建物を解体するなどの場合は、加算されるケースがあります。
④廃棄物収集運搬費
解体で発生した廃材や、遺品整理で発生した不用品を、それぞれ適切な処理施設へ運ぶための費用が、廃棄物収集運搬費です。
木材やコンクリートなどの建築廃材、家具・家電・生活雑貨などの一般不用品では、基本的に運搬方法が異なります。
そのため廃棄物のジャンルが多いほど、作業工数や車両台数が増える傾向にあり、費用が高くなる場合があります。
⑤再資源化費
木材や金属、コンクリートなど、リサイクル対象資材を再資源化するための処理費用が、再資源化費です。
遺品整理によって仕分けされた不用品の中にも、リサイクル可能な資源が含まれるケースがあり、建物の構造材とは別に細かく分別する必要があるため、その分費用が高くなる傾向があります。
⑥廃棄物処分費
処理施設に運んだ廃棄物を処分するための費用が、廃棄物処分費です。
一般的な家財ごみに加えて、遺品には仏壇や医療器具、薬品類など、特殊な処理を要する品目が含まれることも多く、こうした場合は処分費が高くなる傾向があります。
相続した家や空き家の処分を検討する際には、遺品整理や解体などの工程ごとに業者を分けず、まとめて依頼できると手間や時間の負担を減らせます。
栃木県内を中心に各種解体工事をおこなうオーエスリンクでは、遺品整理士に加え、一般・産業廃棄物の収集運搬業許可を保有してます。
現地調査とお見積もりは無料で、遺品整理から解体、片付け後の廃棄処理などまで一貫して対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。