排水工事はキッチン・トイレ・お風呂など家庭内だけではなく、庭の水はけを良くし水たまりの発生を予防するためにも大切な工事です。
また庭の排水工事が適切に行われていないと、建物の基礎への悪影響が生じたり、雑草や害虫の発生、地盤がゆるみやすくなるなどの可能性も否定できません。
ここでは、水はけが悪くなる原因から庭の排水性を高める対策例を中心に、庭の排水工事ついてご紹介します。
オーエスリンクでは一般住居における排水工事をはじめとして、水回りや雨樋など、家周りの工事に幅広く対応しておりますのでぜひご相談ください。
一般住居で水はけが悪くなる原因

一般住居で水はけが悪くなる原因として挙げられるのは、大きく分けるとその土地の構造的な問題、もしくは人為的な問題のいずれかです。
また水はけ改善を進める際の第一歩となるのは、ご自宅の状態を把握しどこに問題があるのかまで把握することです。
オーエスリンクにご相談いただく際は、無料で現地調査が可能ですが、現状の課題感をご共有いただけるとよりスムーズにご案内可能です。
土地の構造的な問題

水はけにおけるその土地の構造的な問題というのは、主に土壌の性質、地形・高低差に関することを指します。
そもそも粒子の細かい粘土質の土壌の場合、水を通しにくい性質があるため、水が表面に止まり、それが水たまりとなります。
地形・高低差というのはご家庭のお庭が近所の家や施設等の敷地、周辺の道路などよりも低く、外部からの水が流れ込んでいるケースです。
明らかな高低差が目にわからなくとも、地形的にわずかでも差があればゆっくりと時間をかけて、水が流れ、結果的に水たまりが生じます。
こうした土壌の性質と地形・高低差という、その土地の構造的な問題によって水たまりが発生します。
土地の人為的な問題

水はけにおけるその土地の人為的な問題というのは、その土地の造成の問題と既存排水の機能不全に関することを指します。
その土地の造成の問題というのは、元々建設廃材やガラなどが不法に投棄されてしまっていた土地であったり、特殊な土で埋め立てた土壌などを指します。
こうした例外的な形で、その土地が造成されている場合、その層の特性で、水を通さないことがあります。
また既存排水の機能不全とは、庭やその周辺に設置されている排水桝(ます)やU字溝が、泥や落ち葉で詰まっている状態を指します。
特に山や森といった自然環境に近い地域に住まわれている場合は、こうした排水の機能が自然の影響で正常に機能していないという可能性も鑑みておく必要があります。
こうした土地の造成の問題と既存排水の機能不全という、その土地の人為的な問題によって水はけが悪くなっていることがあります。
庭の排水性を高める対策例
庭の排水性・水はけが悪くなってしまい水たまりができてしまっているのは、基本的にあまり好ましい状態とはいえません。
上記でも触れたように建物の基礎への悪影響が生じたり、雑草や害虫の発生、地盤にゆるみが生じたりといった弊害があるため、後に問題が大きくなる前に対応することが重要です。
一時的な土壌改善

一般住居の水はけ対策として、すぐに実践できる一時的な土壌改善として挙げられるのが、土壌改良です。
現在の土壌に川砂やパーライト(ガラス質火山岩)、堆肥などを混ぜ込み、土の粒と粒の間に隙間を作る方法が代表的で、土壌の排水性が向上し、水はけ改善の効果が期待できます。
ただし庭の状態や使用されている土、周辺の状況などさまざまな条件に応じて異なるため、あくまでも一時的かつ効果が期待できる度合いは、状況によってしまいます。
実際、粘土質の庭では根本解決にならないことも多く、購入するお金や作業の手間もかかってくるため、専門の業者への依頼がベストです。
専門的な排水工事

一般住居の水はけ対策として、より効果的な方法として挙げられるのが、U字溝・側溝の新設や排水ポンプの設置による排水整備です。
U字溝・側溝の新設は、表面に流れる水を効率的に集め、既存の雨水桝や道路側溝へ排出するためのコンクリート製、または樹脂製の溝を設置する工事です。
傾斜地や大量の雨水を迅速に排出したい場所に有効ですが、庭全体が低く自然な勾配で排水できない場合は、一度集水桝に水を溜めてポンプで強制的に排水する、排水ポンプの活用も有効です。
オーエスリンクではここでご紹介した水はけ対策をはじめ、一般住居における各種排水工事に対応可能です。
水回りや雨樋、トイレ、お風呂など家の中のリフォーム工事も承っておりますので、ぜひご相談ください。



