「生垣の剪定や落ち葉の掃除が負担になってきた」「年末までに庭を整え、手入れを減らしたい」。こうした理由から、生垣を撤去してフェンスへ変更する工事を検討する方もいます。
生垣をフェンスに変えると、剪定の手間を減らしながら、製品の種類に応じて道路や隣家からの視線を遮ることができます。ただし、必要になる工事は木の撤去だけではありません。根の処理や地面の整備、フェンスを支える基礎など、敷地の状態に合わせた計画が必要です。
工事を検討する際のポイントは、「生垣の撤去」と「フェンスの設置」を一つの計画として考えることです。この記事では、工事の流れや費用の内訳、フェンス選びで確認が必要な点を解説します。

生垣をフェンスに変えるメリットと確認事項
剪定や落ち葉の掃除にかかる負担を減らせる
生垣は、枝葉の伸び具合に合わせて定期的な剪定が必要になります。高さや幅が大きくなると作業量が増え、道路や隣地へ伸びた枝の管理も負担になりがちです。
フェンスへ変更すると、撤去した生垣の剪定が不要になり、その生垣から出る落ち葉も減らせます。今後の庭の管理を考え、手入れが必要な植物を減らしたい場合に有効な方法です。
一方で、フェンスにも汚れの清掃や、柱・接合部分の状態確認は必要です。設置後の手入れや耐久性は材質によって異なるため、見た目とあわせて維持管理のしやすさも選定のポイントになります。

生垣が担っていた役割を整理する
生垣には、目隠しや敷地の境界を示す役割のほか、庭に緑を取り入れる役割もあります。撤去後の使い勝手を考えるうえでは、減らしたい手間と、残したい役割の整理が重要です。
例えば、居間の前は目隠しを重視し、玄関や駐車場の出入口では見通しを確保するなど、場所ごとに必要な機能は異なります。生垣をすべて撤去せず、一部の植栽を残してフェンスと組み合わせる方法もあります。
フェンス選びは高さ・目隠し・風通しがポイント
高さは道路と庭の高低差も含めて考える
フェンスの高さは、現在の生垣と同じ高さにすればよいとは限りません。道路と庭の高低差や、室内の床・窓の位置によって、外からの見え方が変わるためです。
室内で座って過ごす場所と、庭に立っているときでは、遮りたい視線の高さも異なります。道路側と敷地内側の両方から見え方を確認することで、必要以上に高いフェンスを設けることや、設置後の目隠し不足を防ぎやすくなります。
特に、駐車場の出入口付近では、歩行者や車両の確認を妨げない配置が重要です。目隠しが必要な範囲を絞ることは、見通しの確保と費用の調整にもつながります。

目隠し性能と風の影響をあわせて確認する
板の隙間が少ないフェンスは視線を遮りやすい一方で、風の影響も考慮する必要があります。高さや設置場所に応じて、製品の仕様に適した柱の間隔や基礎を確保することが重要です。
周囲が開けている敷地や、風が吹き抜けやすい場所では、デザインだけで製品を決めることは適切ではありません。風通し、採光、室内からの見え方も含めた検討が、暮らしやすい外構につながります。
生垣の撤去からフェンス設置までの流れ
現地調査で境界・既存の塀・作業経路を確認する
最初に、生垣の長さや木の本数、幹の太さ、周囲の構造物を確認します。敷地の境界や既存の塀の所有関係も、工事範囲を決めるために必要な情報です。
既存のブロック塀を利用してフェンスを設置する場合は、ひび割れや傾き、基礎などの状態確認が必要です。見た目に大きな傷みがなくても、新しいフェンスを支える構造として利用できるとは限りません。
また、作業車を置く場所や重機の進入経路、枝葉を運び出す通路も確認事項です。庭までの通路が狭い現場では、手作業の割合や搬出にかかる時間が増える場合があります。

生垣を伐採し、必要な範囲の根を撤去する
現場の条件に合わせて枝や幹を切り、搬出・処分を行います。フェンスの基礎を設ける場所や、撤去後の土地利用に支障がある部分では、根を取り除く抜根も必要になります。
伐採は地上部分を取り除く作業であり、抜根まで含むとは限りません。見積もりの段階で、根の撤去が必要な範囲と、作業後の地面の仕上がりを明確にしておくことがポイントです。

根が塀や配管の近くまで伸びている場合は、周囲の構造物への影響を確認しながら作業を進める必要があります。地中の状況によって撤去方法が変わるため、生垣の長さだけで作業量を判断することはできません。
茨城県筑西市の施工事例では、生垣や樹木の撤去に加え、既存のブロックとフェンスを撤去し、新しい基礎・ブロック・フェンスを施工しました。植栽と既存の構造物をまとめて確認することが、撤去から設置までの工程を組み立てるうえで重要です。

撤去後の地面を整え、基礎と柱を施工する
抜根後は、根を取り除いた穴の埋め戻しや整地を行います。フェンスの設置計画に合わせて基礎の位置を定め、採用する製品や地盤の条件に応じた施工を進めます。
新しい基礎にコンクリートを使用する場合は、必要な強度を得るための養生期間も工程に含まれます。生垣の撤去からフェンスの完成までを、一日で終えられるとは限りません。

フェンスの取り付けと周囲の仕上げを行う
基礎や柱の施工後にフェンス本体を取り付け、接合部分や仕上がりを確認します。生垣があった場所を土のまま残すのか、砕石を敷くのかによって、完成後の管理方法も変わります。
防草シートや砕石、舗装などを組み合わせる場合は、フェンスの施工とあわせて計画すると、掘削や資材搬入の工程を調整しやすくなります。隣地や道路へ雨水が流れ込みやすくならないよう、地面の高さや排水にも配慮が必要です。
費用は生垣の撤去とフェンスの新設に分けて確認する
工事費用は、生垣の長さやフェンス本体の価格だけでは決まりません。見積もりの内容は、主に次の項目に分けて考えると分かりやすくなります。
- 伐採・抜根費用:木の本数や大きさ、根の状態、作業スペースなどに応じた撤去作業の費用です。
- 運搬・処分費用:枝葉や幹、根のほか、撤去する既存のフェンスやブロックなどを運び出し、処分する費用です。
- 基礎・地面の整備費用:掘削、残土の搬出、埋め戻し、整地、柱を支える基礎などの費用です。
- フェンス本体・設置費用:材質やデザイン、高さ、設置する長さ、柱やコーナーの数などによって変わります。
- 付帯工事の費用:周囲の養生や、工事に伴って必要になる塀・舗装の補修、砕石敷設などの費用です。

総額だけでなく、含まれる作業を比較する
「生垣撤去一式」「フェンス工事一式」という表記だけでは、抜根や処分、地面の仕上げが含まれているか分からない場合があります。費用を比較する際には、撤去範囲、製品の種類と高さ、基礎の施工、完成後の仕上がりをそろえることが重要です。
費用を調整する方法としては、目隠しが必要な部分だけ製品を変えることや、残せる植栽を活用することが挙げられます。柱や基礎など、製品の設置に必要な仕様を省く方法は適切ではありません。
秋から年末に向けて工事を計画する際のポイント
秋から年末にかけて庭を整理する場合は、生垣の撤去日だけでなく、フェンスの完成までを含めて日程を考える必要があります。製品の納期や施工日程に加え、天候、既存の塀の補修、基礎の養生期間によって工程が変わるためです。
また、生垣を撤去してからフェンスが完成するまでは、一時的に外から庭や室内が見えやすくなる場合があります。目隠しが途切れる期間や、工事中の駐車・出入りへの影響も、事前に整理しておく必要があります。
年内の完成を希望する場合は、現地調査の段階で希望時期を共有し、製品選びと工事範囲を早めに固めることが、無理のない工程につながります。
生垣の撤去とフェンス設置についてよくある質問
生垣の根はすべて取り除く必要がありますか?
必要な撤去範囲は、フェンスの基礎の位置や、その後の土地の使い方によって異なります。樹種によっては切り株などから再び芽が出る場合もあるため、地上部分を切るだけで目的を満たせるか、現地での判断が必要です。
今あるブロック塀はそのまま使えますか?
塀の状態や構造、設置するフェンスの仕様によって判断が変わります。再利用できる場合もありますが、補修や撤去、新しい基礎の施工が必要になることもあります。既存の塀があることだけを理由に、基礎工事が不要になるわけではありません。
生垣があった場所の雑草対策も一緒にできますか?
防草シートや砕石敷設、コンクリート舗装などを組み合わせる方法があります。花壇として使う場所、歩く場所、車を置く場所では適した仕上げが異なるため、撤去後の使い方に合わせた計画が効果的です。
なお、砕石を敷くだけで雑草を完全に防げるわけではありません。下地の処理や防草シートの有無、施工後の管理も仕上がりを維持するうえで重要です。

生垣・庭木の撤去とフェンス設置の施工事例
栃木県野木町|庭木の伐採・抜根とフェンス・門扉の新設
栃木県野木町の一般住宅では、庭木58本の伐採・抜根と、フェンス・門扉の新設を行いました。樹木の撤去と外構工事をまとめて進めた事例で、道路側と敷地内側の施工前後を掲載しています。
茨城県筑西市|庭木・生垣の撤去とフェンス新設・砕石敷設
茨城県筑西市の一般住宅では、庭木・生垣の伐採・抜根に加え、フェンスの新設や砕石敷設などを行いました。植栽の管理負担を減らす工事と、庭の地面や外周を整える工事を組み合わせた事例です。

茨城県筑西市|生垣・樹木の撤去とブロック・フェンスの新設
同じく茨城県筑西市の別の一般住宅では、生垣約13mの抜根と樹木6本の伐採・抜根に加え、既存のブロック・フェンス約6.05mを撤去し、新しいブロックとフェンスを設置しました。
既存の門柱を残しながら必要な部分を撤去し、基礎から作り直した事例です。本文で紹介した黒い横格子フェンスの施工前後の写真とあわせて、生垣の撤去からフェンス設置までの具体的な工事内容を確認できます。
生垣・樹木の撤去とブロック・フェンス新設の施工事例|茨城県筑西市
Oslinkは生垣の撤去からフェンス設置まで対応しています
株式会社Oslink(オーエスリンク)は、栃木・埼玉・群馬・茨城で、庭木や生垣の伐採・抜根、フェンスや塀の撤去・設置、砕石敷設、コンクリート・アスファルト舗装などに対応しています。
専門の施工チームが現場の状態と希望する仕上がりを確認し、撤去から外構の整備まで一貫して計画します。自社保有の車両を活用し、円滑な工事の手配と車両費の抑制に努めています。
「剪定の負担を減らしたい」「道路からの視線を遮りたい」「年末までに庭を整えたい」といった段階から相談が可能です。年中無休で相談を受け付けており、現地調査・お見積もりは無料です。
お電話:0120-971-278








