屋外に設置し雨風や雪などから車を守ってくれるカーポートは、老朽化や敷地の再利用、建て替えなどを理由に、解体・撤去が必要になるケースがあります。
しかし一括りにカーポートの解体・撤去といっても、その費用はカーポートの種類によってさまざま。
そこで今回はカーポートの解体・撤去を行う際の基礎知識として、カーポートの種類や解体の流れについて、栃木県を中心にカーポートなどの解体工事を請け負っている株式会社Oslinkが解説します。
栃木県や群馬県、茨城県、埼玉県などの近隣で、自宅のカーポート解体・撤去・新設をご検討の場合には、お気軽にお問い合わせください。
カーポートの種類
簡易的な車庫として活用されるカーポートは、屋根と柱によって作られている構造物で、雨・風・雪、さらに紫外線や鳥のフンなど、さまざまな物から車を守る役割があります。
またカーポートを設置する際は支持構造(屋根の支え方)や使用される素材によって複数のタイプから選ばれ、この「構造」と「素材」の違いによって解体・撤去の費用も変動します。
そのためカーポート解体・撤去を検討する際は、現在設置されているカーポートがどのようなタイプで、どのような素材が使われているのかを把握しておくことが重要です。
ここでは一般的なカーポートの種類を「支持構造の種類」と「素材の種類」に分けて、それぞれ解体費用が安い順にご紹介します。
支持構造の種類
カーポートの支持構造は、主に4種類に分けられます。
片側支持タイプ
片側支持タイプは、屋根の片側のみに柱を設置するタイプのカーポートで、駐車しやすい点が特徴です。
また柱の数が少なく、構造も比較的シンプルなため、解体費用を抑えられる傾向にあります。
両側支持タイプ
両側支持タイプは、屋根の両側に柱を設けることで、より高い安定性を確保できるタイプのカーポートです。
構造がしっかりしているため強度がありますが、その反面、解体には手間がかかる場合があり、片側支持タイプよりも費用が高くなるケースが一般的です。
後方支持タイプ
カーポートの屋根を後方の柱のみで支える構造が後方支持タイプで、柱が前面にないため駐車がしやすく、乗り降りもしやすい点が特徴です。
しかし片側支持や両側支持に比べ、構造が複雑で特殊な部材が使われていることもあり、解体費用も高くなる傾向にあります。
倉庫一体型タイプ
倉庫とカーポートが結合されており、一体になった複合タイプのカーポートを倉庫一体型タイプと言います。
倉庫と結合しているため強度もあり収納力にも優れていますが、上記のタイプよりも構造が複雑で、解体費用がかさむケースが一般的です。
素材の種類
カーポートに使われている素材は、柱や屋根といったパーツごとにさまざまで、素材によって耐久性や重さ、解体のしやすさが変わってきます。
ここでは多くのカーポートに使用されている、一般的な柱や屋根の素材についてご紹介します。
柱部分の素材
①アルミ
軽量で錆びにくい点が特徴のアルミは、カーポートで最も多く使われている素材の1つです。
また新設費用も比較的抑えられ、解体作業も比較的容易なので、処分費用も抑えられる傾向があります。
②スチール
アルミに比べて強度と耐久性が高いスチールは、特に風や積雪に対して優れた耐久性を発揮します。
一方で重量があるため、重機を要するケースも多くアルミよりも解体にコストがかかり、処分費用も高くなるケースが一般的です。
屋根部分の素材
①ポリカーボネート
気温の変化や雨風による劣化にも強いポリカーボネートは、屋外で長く使っても品質を保ちやすい点が特徴。
さらに軽くて取り外しやすいため、解体にかかる費用を比較的抑えやすい素材です。
②アルミ
柱部分同様、軽量で錆びにくくメンテナンスが容易なことから、屋根部分でもアルミが使用されています。
また比較的解体しやすい素材のため、撤去にかかる費用は低めに抑えられる傾向にあります。
③FRP板
FRP板は強化プラスチックにガラス繊維を加えることで、高い強度と耐久性を備えた素材です。
割れにくく頑丈な一方、切断や分解にはやや手間がかかる場合があり、解体費用も高くなるケースもあります。
④スチール
遮光性や遮熱性に優れており、強風や積雪にも強い頑丈な素材がスチールです。
一般的に設置時には、強固な基礎が必要な場合があり、解体の際も時間や費用がかかる傾向にあります。
カーポート解体・撤去の流れ
カーポートの解体・撤去は主に4つの工程があり、それぞれに費用が発生します。
上記でご紹介した通りカーポートにはさまざまな種類がありますが、ここでは片側支持タイプを例に、解体・撤去の流れについてご紹介します。
①分解
カーポートの柱から屋根を取り外し、地面から出ている柱部分を工具でカットする作業が分解です。
ポリカーボネートやアルミなど軽量な素材であれば分解費用を抑えやすく、スチールのように重い素材の場合は、分解コストが高くなる傾向にあります。
②基礎の解体
分解した後、地面に残っているコンクリートやモルタルといったカーポートの基礎部分を取り除く作業が基礎の解体です。
基礎の構造や状態によっては、重機を使用するなどの対応が必要となり、その分費用もかさみます。
③埋め戻し
基礎を解体したあとに残った穴を土や砂利などで埋め、平らな元の状態に近づける作業が埋め戻しです。
穴が空いたままだと危険を伴うため、カーポートの解体・撤去において埋め戻しも重要な工程です。
また穴をアスファルトやコンクリートで仕上げる場合は、追加費用が発生するケースもあります。
④廃材処分
屋根材・金属部品・コンクリート破片などの廃材を処分する作業が廃材処分といい、これらの収集運搬・処分には、専門の資格を持つ業者が対応する必要があります。
株式会社Oslinkでは、一般・産業廃棄物収集運搬業許可を所有しており、法令遵守のもと適切に廃材の処理を行っております。
カーポート解体工事事例・栃木県足利市
カーポート新設工事事例・栃木県鹿沼市
カーポート新設工事事例・群馬県太田市
株式会社Oslinkでは栃木県をはじめ近県における、カーポート解体・撤去、新設までワンストップでサポートしています。
また空き家や物置等の解体、敷地内の整備など、ご家庭周りの各種工事に対応しております。
お見積もりや現地調査は無料で行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。